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板橋区民、新聞紙上で練馬区を案内する。

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緊急事態宣言も開け、世の中も少しずつ動き出した感があります。テレビの散歩系番組などもそろそろ復活するのかな?

そんな世の中の動きもあり、板橋区民は朝日新聞デビューを果たしました。3年前に毎日新聞デビューしましたので、残るは読売、東京新聞ですかね。緊急事態宣言開けに掲載ということは、当然、取材時は緊急事態宣言期間のまっただ中でした。朝日新聞記者とのファーストコンタクトは4月中旬、取材はG.W.に入ってすぐのことで、下赤塚駅隣接のコメダで記者と会いました。この時期はすべての博物館資料館図書館が閉まってましたので、記者の方も資料探しに苦労されておりました。

普通に生活しているとマスコミに取材される機会はほぼ無いので、記者という人種とは接点がなく取材とはどんなことをされるのか想像できないと思いますが、まあ大変です。今回の記事では、実際に会うこと3回(一回あたり4時間くらい)、その後は電話3時間、メールやりとり20回以上と濃厚接触状態。聞かれる事は実際の記事を1とすると周辺情報が9といった感じですか。とにかく、話したことの根拠と裏付け証拠を執拗に求められます。もう最後の方では「テメーの知りたい事をこっちに全部調べさせんな!」とブチ切れそうになりました。記者の方も「あれ?専門家を名乗るなら当然知っててしかるべきことでは?」と無言の脅迫をしてきます。もうね、ホント追い詰められますわ。

例えば、47戦隊員による対B29特攻戦果についてはこんなやり取りでした。 記者「一番最初は震天制空隊の見田伍長ですが、どんな状況で?」 区民「千葉から海に出る直前に体当たりですね。」 記「具体的に。」 区「コースとしては銚子あたりで離脱するのでその辺りでは。」 記「誰か見てたんですか?」 区「真崎隊が追ってましたから。」 記「で、体当たりして撃墜したのですか?」 区「ダメージは与えましたが、その後真崎隊により撃墜されました。」 記「じゃあ見田伍長が撃墜したわけじゃないんですね?」 区「そっそれは‥」。 記「では幸軍曹ですが、成増飛行場の上空で体当たりをして朝日新聞社のカメラマンにより撮影されたと聞きましたが?」 区「新聞に載った写真は成増からですが実際は新宿あたりの上空ですかね。」 記「幸軍曹が体当たりして撃墜したのですよね?」 区「ダメージを受け梯団から脱落した所を友軍機によりとどめを刺され千葉上空で撃墜されました。」 記「では幸軍曹が撃墜したのではないんですね?」 区「ぐむむ‥」。 記「では粟村准尉ですが、銚子から海に出て体当たりしたとのことですが、誰か目撃してましたか?」 区「同じ中隊で震天制空隊員でもある鈴木曹長が目撃し、読売報知新聞記者に一部始終を話してますね。」 記「はあ?特攻隊員が体当たりしないで見てたんですか?」 区「て、てめえ‥」。 記「その後、鈴木曹長も茨城で特攻死して乗機が川から引き上げられたとか?」 区「銃撃を受け蜂の巣のようになったエンジンが引き上げられたんです。」 記「それって体当たり前に撃墜されたのでは?で、B29はどこに落ちたんですか?」 区「体当たりしたと報告されてますが‥」。 記「坂本曹長は体当たりして機体から投げ出され、落下傘降下して陸軍病院近くに落ちて助かりましたね。」 区「そうです。震天制空隊員は爆弾抱えて特攻するわけでは無いので助かる場合もあります。」 記「体当たりされたB29は撃墜されたのですか?」区「どこに落ちたのかまでは‥」。 記「吉沢中尉も特攻隊員では無いのに体当たりした?」 区「体当たりして落下傘降下しましたが、縛帯が傷つき体が抜け墜落死しました。」 記「で、撃墜したB29はどこに落ちたんですか?」 区「いやだからそれは‥」 記「じゃあ撃墜された確かな記録は無い?」 記「結局、47戦隊員が特攻して撃墜したB29は無いってことですよね?」 区「はぁ?貴様いいかげんにしろ!英霊を愚弄する気か!」。

 

世の中にネットが台頭して以来、新聞を購読している人が激減し、また、情報の速さなどでネットに頼るケースが多いですが、新聞記者は、自分の書いた記事について、校閲室や同僚記者による校閲を経て疑問点をぶつけられ、それらに答えられなくてはならず、徹底的に調べることを要求されます。これが新聞記事の信用できる所似で、他人の目を通さず、だらだらと自分の(妄想かもしれない)考えや意見を簡単に発信できるネット空間とはそこが違うところです。

こちらも、新聞記者の厳し追求のおかげで、今までなんとなく流していたことや、だいたいこんなものだろうとあやふやに説明してきたことに改めて向き合わされ、勉強になりました。やっぱりね、表に出て他人からの厳しい意見や批判を受け、それらを乗り越えてこそ本物になるんです。学会で論文を発表するのと同じですね。

 

 

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