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祝❗️⭐️写真史「飛行第47戦隊」発刊!!⭐️

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師走も後半に入りました。

 

さて、2019年末にビッグニュースが届きました。それは、成増陸軍飛行場を根拠地とした飛行第47戦隊の姿を描いた写真史が、メジャー出版社から発行されたのです。もう写真集はあきらめていたのですが、まさかまさか、でも、さもありなん。な出来事でした。

出版社は、雑誌「航空ファン」でおなじみの文林堂、編集・執筆を手がけたのはあの渡辺洋二氏だ。ページ数は127頁、巻頭には47戦隊使用機のカラー塗装図も掲載されている。さもありなん、と書いたのは、本書が「世界の傑作機」シリーズのスペシャル・エディションとして発行された本だからだ。「世界の傑作機(世傑)」は単独の機種を取り上げた解説書で、1966年から刊行が始まった息の長いシリーズであり、飛行機ファンならば必ず手に取ったことがあるはずだ。

二式戦「鍾馗」や四式戦「疾風」の世傑も昔から発売されていて、中には47戦隊を捉えた写真もたくさん使われている。それらの写真は、47戦隊の整備中隊長であった刈谷正意氏が提供した写真が多い。刈谷氏と「航空ファン」誌との付き合いは古く、昭和30年代後半の誌面には、すでにお名前が登場していたと記憶する。(バックナンバーで拝見した記憶) 編集・執筆を担当した渡辺洋二氏も、1980年代始めころから47戦隊の取材を行っており、板橋区民が調査をした時にはすでに故人となられていた方も多くいる。

渡辺洋二氏は、おそらく千人単位の元軍人と会い、インタビューを行って、たくさんの関連本を世に送り出してきたレジェンドだ。その渡辺氏が、「航空ファン」2010年12月号誌上で突如、断筆宣言をした。その理由の一つとして、過去に取材した方と再会した際、前に話したことを全否定されたりして、心が折れたことなどを上げておられた。理由は他にもいろいろあるだろうと思うが、渡辺氏の心情はわかるような気がした。

そうして断筆をされた渡辺氏だったが、厖大な情報を持つレジェンドを出版社が放っておくはずもなく、数年前から連載や新刊を見かけるようになっていた。板橋区民は渡辺氏にお会いしたことはないけれど、現在、お歳は70歳前後と推察している。おそらくは、過去に書いたことの総決算をされておられるような、そんな気がする。だから、写真史という形ではあるけれど、長年取材をした47戦隊の本を出したのだろう。

 

 

板橋区民が写真史「飛行第四十七戦隊」を拝読した感想だけれど、掲載写真の9割くらいは過去に出版された雑誌で見たことがあり、残り1割強が記憶にないものといった感じだ。中でも、給油のため成増に降り立った振武隊が、出撃地へ向け再び飛び立つ様子を整列して見送る写真が胸を打つ。写真には丁寧な解説がなされており、とてもありがたい。過去に他雑誌に載った同じ写真でも新たな情報が加えられていたりしていて、参考になる。個人的に惜しいな、と感じたのは、成増飛行場自体の写真(戦闘指揮場や無線施設、射撃演習場や対空砲などの設備等)をもっと期待したのだけれど、新たな写真はほとんどなかったことだ。まあ、これは仕方がないことで、もともと刈谷氏は、整備の仕事に使用するために家一軒分の金でカメラを購入したのである。しかしその分、事故を起こした戦闘機の写真がパーツ部分も含めてふんだんに掲載されているので、機体マニアにはたまらないだろう。新品組み立て時のものはあっても、事故で壊れた状態の細部写真はなかなかないと思う。

表紙の写真は、調布飛行場に仮寓していた47戦隊が、新造の成増飛行場へ移動する直前の様子を捉えたもので、後ろ姿は戦隊長の下山登中佐である。

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