板橋区民、続・戦跡に立つ。
前回、板橋区民は数十年ぶりに相模大野を訪れ、井上陽水ライブに参加した様子をUPした。
実は、我が赤塚郷から遠路はるばる相模大野へ出かけたのはライブだけが目的ではなかった。8月に出演した文化放送のラジオ番組で、成増飛行場の次に戦跡として紹介された旧陸軍の将校集会所が気になり、いつか訪ねようと思っていたのだ。ちょうどその頃、井上陽水ライブチケットの抽選があり、会場の一つに相模女子大学グリーンホールがあった。将校集会所は、その相模女子大学の構内に所在しているので、抽選に当たったら行ってみようと応募した結果、見事当選したのである。
当日、小田急相模大野駅に着いたのは午後3時30分で、すぐに相女へ向かった。正門にはこの3連休に行われる学園祭の送迎門が建てられていた。門横の守衛室で、相模原市の文化財に指定されている「旧陸軍通信学校将校集会所」の見学をしたい旨を伝えると、見学は午後4時までですよ、と言われた。時計を見るとあと15分しかない。幸い、集会所は正門近くにあったので、あわてて書類に記入して建物へ向かった。
建物近くに立つ解説板によれば、旧陸軍通信学校は昭和13年から14年にかけて大野村に移転してきたとのことだった。平屋の木造瓦葺きの建物は、一見当時のままのように見えるが、さすがに築80年を超えており、近づいて眺めると外観も内側もだいぶリフォームされている。文化財登録は平成15年で、今も現役で使用されている建物なので、これはいたしかたもないことだ。
解説してくれる人もいないので、見学時間はきっかり15分、建物を一周して写真を撮りまくるだけで終わってしまった。
板橋区民にとって、相模女子大学は思い出深いところだ。学生時代に所属していた学友会の部活動が、学校の行事に積極的に参加することを義務付けていたせいで、一年生の時に、学園祭の歌合戦に強制出場させられることになった。普通にやっても受けないので、当時人気を誇ったピンクレディの衣装を着て振り付けを完璧にして出るのだ。その振り付けの指導をしたのが当時交流のあった相女のお姉さん方で、何度も相女のキャンパスに通い、振り付けを仕込まれた。結果、優勝こそ部の先輩の1人SMショー(歌合戦なのに)に譲ったが、ピンクレディーはみごと準優勝を勝ち取ったのである。
そんな相模女子大学での思い出も遠い過去の話、あのころ指導をしてくれたお姉さん方も、すでにお孫さんがいてもおかしくない年齢だろう。相女を出て、部活動で作ったラインにいま相模大野にいると書き込んだら、学生時代近辺に下宿していた連中から、当時よく通った中華料理屋がまだあるか見に行ってくれだとか、女子大生の写真を送れなどと返信がかえってきた。板橋区民は、井上陽水ライブ会場に行かなくてはならないので、Googleのストリートビューで確認してくれと書き込みをし、相女を後にした。
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