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2018年盛夏。板橋区民、戦時中を振り返る。Vol.-1

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 暑い、いや、熱い。チョー熱いっす。もはや身の危険を感じますね。。


ここのところ、リア充を誇るかのような記事ばかりでこれじゃいかんと思いつつ前回のキャンプ話も、キャンプをしながらしこたまワインを飲んでいたので続きが書けない状態に陥り、正気に戻ってから書こうにもその話に誰が興味あるのかと正気な頭が語りかけるので、結局はしり切れとんぼとなってしまったのである。反省。

さて、外は熱いが内はクールに引き締めていきましょう。

この間、戦前から大山駅近くで写真館を営んでいたという家の方から話を伺う機会があった。話の途中でふと思い出したことがあったので、そのことを聞いてみた。

それは、現在も営業しているけれど、常盤台にある常盤台写真館のことである。建築が好きな方ならばご存知と思うが、常盤台住宅地ができると同時に開業した老舗写真館で、旧の建物は、小金井にある江戸東京たてもの園に移築され、現在でも内部ともに見学できるようになっている。移築されるだけあって、モダンで洒落た建物だ。

立地も外観も良かったので写真の評判も良く、板橋区民の姉も成人式の写真は常盤台写真館で撮影をした。その時はおそらく三代目の方が撮影したと思うけれど、大山の写真館の方に聞いたのは二代目の方の話しで、二代目の方=T氏は、今から40年前にはすでに亡くなられていた。現役の頃は、板橋区(城北地区だったかな)の写真組合のまとめ役をしておられたそうである。

以前、成増飛行場で結成された特攻隊・振武隊の隊長であった堀山氏から、終戦時に成増飛行場に駐屯していた「第100飛行団」の戦隊史(1985年刊)の複写をいただいていた。その本の最後に、隊員の名簿が載っており、次に、戦後に亡くなった方の名簿があった。そこに、T氏の名前が記載されていたのを思い出したのである。

名前に気がついた時は、どのような経過で第100飛行団で終戦を迎えたのかなどさっぱりわからず、ずっと疑問が胸の中に残っていた。名簿にはただ連絡先の住所と遺族の名と電話番号が載っているだけで、第100飛行団のどこの戦隊に所属し、どんな部署でどのような地位で勤務していたのかまでは記載がなかったのである。

大山の写真館の方に思い出してもらうと、T氏は生前、知覧で特攻隊員として待機しており終戦になったため出撃しなかったこと、常盤台写真館へは婿養子として入ったこと、などと話していたことがわかった。

第100飛行団は、昭和19年7月、明野飛行学校北伊勢分教所で編成され、3個戦隊(第101、102、103)が所属していた。最初はフィリピンへ進出する計画であったが未熟な空中勤務者が多く、結局は第6航空軍に属して沖縄作戦にのぞむことになった。

その後、第101戦隊は都城東飛行場へ展開、第102戦隊は都城西飛行場に展開、第103戦隊は熊本県の隈ノ庄から徳之島、知覧へ移動し、都城へ展開した。特攻隊の援護任務や沖縄の飛行場への挺進攻撃など、激しい戦闘任務となり、主力の人員のほとんどが失われ、戦力回復のため昭和20年5月下旬、成増飛行場へ後退した。

そこで、T氏の話である。T氏は終戦時、知覧で特攻隊として待機していたと述べておられた。知覧へ駐屯していたことがあるのは第103戦隊だが、それは昭和20年4月から5月始め頃までである。また、沖縄特攻に参加した第100飛行団から選抜された振武隊は、都城東飛行場より出撃した第1特別振武隊である。(最初の出撃は4月6日。)

ざっとしか書かなかったけれど、第100飛行団の軌跡は以上であり、第102戦隊は成増で解散して他の戦隊へ吸収され、命令により昭和20年7月下旬に成増から高松と由良飛行場へ展開し、そのまま現地で終戦を迎えている。

そうとなると、T氏の話はどうもつじつまが合わなくなる。ご本人が物故された今では確認しようもないけれど、どうなのかなあとすっきりしない気持ちである。養子に入いられる前の旧姓も、階級もまだわからない。

第100飛行団は終戦時に知覧にはいなかったけれど、T氏は特攻隊員に選抜され振武隊に所属していた可能性は捨てきれない。振武隊の記録は、特攻を行った部隊についてはネット上に名簿があるけれど、出撃せず待機で終わった部隊についてまで記載のある記録をまだ確認できておらず、鋭意調査中だ。


第100飛行団の話は、Vol.-2へ続きます。

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