祝!☆粕谷家住宅リニューアルオープン☆
明日はまた雪が降るかもとか言ってますね。
我が故郷、徳丸7丁目に鎮座する板橋区指定文化財の粕谷家住宅がリニューアルされ、本日から一般公開が始まった。
ファーストインプレッションは、以前に比べあまりにシンプルな姿と変わり、これは‥と感じてしまった。しかし、主目的は建造当時の姿に戻すということで、実際にこんな造りだったんだろう。違和感があったのは、”新築みたい”という全く生活感のない仕上がりになっていたせいかもしれない。備品は囲炉裏やカマドくらいで家具類がないので、よけいにスカスカした印象がある。(批判しているわけではないですよ。理屈的にはそうせざるを得ないことはわかります。)
リニューアル前の状態の時は、粕谷家が実際に暮らしていた痕跡があり、古いまま残すことの理由となった、沖縄戦で壮烈な最後を遂げた、本来ならば当主となっていたはずの故・粕谷正三さんの遺影などが飾ってあったのだけれど、それより以前の江戸時代の姿に戻してしまったため、粕谷さんという一族がおられたという”空気”が感じられなくなってしまったのだ。例えれば、古い味噌蔵に住み着いていた酵母が霧散してしまった、という印象である。
故・粕谷正三さんは戦争末期、海軍主計中尉として沖縄方面へ派遣される際に徳丸に寄り、”自分が亡くなるようなことがあっても、魂は必ずこの家に戻り、皆を見守るから”と言い残し、粕谷家を後にしたと伝わっている。
今はもう住む人もいなくなったけれど、その「遺言」は、平成も終わる現在も生き続けているのだと思う。
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