板橋区民、総火演で撮影に集中する。
いや〜今朝テレビをつけたらびっくりしましたね、Jアラートって呼ぶんですか、ようするに72年ぶりの日本本土での空襲警戒警報発令ってことですね。こんな時代が再び来るとは‥
27日の富士総合火力演習視察の興奮いまだ冷めやらず、本物の砲撃音の衝撃はまだ体に残っている。当日は臨時の携帯基地局が設置されていたので、ブログへの書き込みはできましたが、なにせ2時間の本番中、前段と後段の間休憩20分を挟んだ以外は次から次へとプログラムが展開してゆくので、全然文章の書き込みが追いつかず。。
そこで、改めて総火演の様子を振り返ってみますね。
富士総合火力演習は、陸上自衛隊の演習の一つで、静岡県御殿場市の東富士演習場畑岡地区で実施される。陸上自衛隊富士学校の学生に火力戦闘の様相を認識させる目的で1961年(昭和36年)から開始された。1966年(昭和41年)以降は自衛隊に対する国民の理解を深める目的で一般公開を行っている。
演習は、富士学校主催の一般非公開の演習(団予行、学校予行、教育演習)と、陸上幕僚監部主催の一般公開の演習(公開演習)があり、本来の目的は前者であり、公開演習は、陸上自衛隊の広報活動の一環だ。27日に行われたのは一般公開なので、一般公募当選者や自衛隊協力団体、大使館間関係者、武官などが招待される。いわゆるお客様へのお披露目の日なので、先日就任したばかりの小野寺防衛大臣もやってきた。演習開始の午前10時には約3万人の観衆で会場はぎっしりだ。
昨今の北の脅威や、尖閣周辺の蠢きを目にしている国民としては、どのような防衛の準備が行われているのかを確認しなくてはならない。自分達の税金が使われているわけですし。
開始時間は10時からだが、午前6時半ころから演習のための試射が行われたり、自衛隊広報ビデオの上映、音楽隊による演奏が行われるので、あきることはない。演習は前段と後段の二部構成で、前段では陸上自衛隊の主要装備品の紹介が行われる。最初は顔見せの99式自走155ミリ榴弾砲、203ミリ自走榴弾砲、155ミリ榴弾砲(FH70)など。
すんません、あてくしは軍装備には疎いもんで間違いがあるかもしれませんがご容赦を。左は99式自走155mm榴弾砲。右は203ミリ自走榴弾砲。緑の旗は射撃準備前の意味、射撃準備が完了すると赤旗が立つ。
榴弾砲の射撃と着弾の様子。的は富士山方向に3000メートル離れた二段山、三段山。着弾の音は煙が上がってから2〜3秒後にドカーン!と腹に響く。
近年は災害時に孤立した被災者を輸送するために使われるのでよく見かける輸送ヘリCH-47(チヌーク)。本来の使い方が写真の通りで、機体後部から87式偵察警戒車等を排出する。
120ミリ迫撃砲RT、ご先祖は我が高島流モルチール砲だ。右は中距離多目的誘導弾。対舟艇・対戦車ミサイルで、誘導方式は、2種類の光波ホーミング誘導(赤外線画像(IIR)及びセミアクティブ・レーザー・ホーミング(SALH))の併用による第3世代方式で、照準は赤外線画像(IIR)またはミリ波レーダーで行なう。
87式偵察警戒車の発砲シーン、89式5.56ミリ小銃で射撃する隊員、84ミリ無反動砲(B)の発砲シーン。
戦闘ヘリコプターAH-64D(アパッチ)。こんなのに狙われたら逃げられない。
87式自走高射機関砲、砲塔の左右にスイスのエリコン社製35mm対空機関砲KDAを1門ずつ、2門装備し、砲塔上部の後方にパルス・ドップラー方式の索敵レーダーと、追尾レーダーが配置されている。後上方の水平棒状のものが索敵レーダーのアンテナ、前を向いた皿状のものが追尾レーダーのアンテナである。バックアップ用に、映像システム、TVカメラ、低光度TVカメラ、赤外線映像装置、レーザー測遠機などの光学照準システムが搭載されている。車体は74式戦車を流用している。右は90式戦車と74式戦車。
74式戦車は開発から50年経つがまだまだ現役だ。右は90式の発砲シーン。とにかく戦車の発砲は音もすごいが衝撃波が衝撃的だ。総毛立つと言うか全身の毛穴がざわつく感覚だ。現場の隊員はよく耐えられるなあと感心する。
一番人気の最新型10式戦車の走行シーンと後退しながら射撃を行うシーン。とにかく機動がすごい。右は最新配備の水陸両用車 AAV SU。今後は島嶼防衛で活躍すると言う。
チヌークから降下する空挺隊員。みごと発煙筒の焚かれた降下目標に着地、観客の拍手喝さいを浴びて前段終了。
20分間の休息を挟み後段開始。後段では、島嶼部に対する作戦行動を展開するストーリーを見せる。まず、空自のF-2戦闘機による爆撃。轟音とともに飛来し、目標地点に爆弾を投下。総火演では万が一のことを考慮し、あらかじめ地上に仕掛けた爆薬をタイミングを合わせて爆破。キノコ雲型の爆発って初めて生で見た。
多用途ヘリコプターUH-60(ブラックホーク)から降下する隊員。右は装備を降ろすチヌークを援護する観測ヘリコプターOH-6とAH-64Dアパッチ。
島嶼部機動展開した部隊による奪回作戦。偵察部隊による射撃による偵察。バイクはカワサキのKLX250。
フィナーレは、参加装備機材のデモンストレーション走行と派手な爆破シーンで終わる。
いや〜初めての総火演視察でしたが、迫力は感じました。ですがあくまでも予定調和な訓練場での演習なので、本番有事で起こるであろう様々なシーンに対処できるかは、練度を上げる訓練が繰り返し必要なのは言うまでもないですね。本番なんて起きないことを願いますが。
いやな人にはお勧めしませんが、ノンポリ程度の人は是非、見学することをすすめます。倍率は高いですが、それは招待客の割合が多いからで、招待されるのも地域との関わりがあれば方法はあるかと思います。
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