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板橋区民、我は行く。

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 今回は、息抜き回です。

花曇りな空模様な中、板橋区民は桜が満開な半蔵門ちかくの国立劇場へ向かった。「谷村新司」コンサートに参加するためである。

思えば、初めて谷村サンのコンサートを見たのは、今から40年以上前だったか、一つ年上のちょっとおませな従兄弟が深夜放送が好きでよく谷村新司のセイ・ヤングを聴いていており、新宿厚生年金会館でのラジオイベントに出演するので行かないか、と誘ってくれたのだ。

確か、”今はもう誰も”が出る前で、”あじさい”がヒットしつつあったころだったかと思う。「アリス」としての出演ではなく、単独で数曲歌ったのか記憶が薄れていてよく思い出せない。その頃の谷村サンは髪を肩まで伸ばし、薄いサングラスをかけた兄ちゃんだった。

その次は‥「君の瞳は一万ボルト」が大ヒットした頃の武道館だったかなあ。人気絶頂のころだった。

人気ニューミュージック・グループ「アリス」は1981年に活動を休止、谷村サンはソロ活動に入った。アルバムはリリースするたびに購入していたけれど、コンサートに行くまでのことはなかった。

ソロでの初めてコンサートを見たのは、1990年代、青山劇場で連続コンサートをしていた時代だったか、あとは日生劇場とか東京国際フォーラムA、といろいろ足を運んだ。しかし、2011年の地震をきっかけとして、しばらく遠ざかっていたのだ。

それが、なんのきっかけかふと思い出し、今年はコンサートをやっているのかなあとネットを探すと、ちょうど国立劇場で4月にやるというのでチケットを買ったのだ。出足が遅かったので後方の席だったが、初めて行く国立劇場大ホールは板橋区民ホールより奥行きはなく、後方の席でもステージ上の谷村サンの表情が肉眼でわかるくらいの距離だった。ステージまで30メートルくらいかな。

会場は、満員大盛況だった。谷村サンは団塊真っ只中世代なので、お客さんはすでにおじさんおばさんを越え、じいさんばあさん世代が大集合だ。

開演時刻を15分過ぎて、コンサートは始った。客席後方花道からの登場だ。みんな盛り上がるが誰も立つ人はいない。
1曲目はなんと!「セーラー服と機関銃」、じゃなかった来生たかおの「夢の途中」、2曲目は吉田拓郎の「落葉」と、自分の持ち歌からではなかった。これは、4月5日から発売された、谷村新司 45周年記念アルバム「STANDARD ~呼吸(いき)~」がコンセプトのコンサートで、アルバムは3枚構成、1枚目は自分の持ち歌セレクト、2枚目はアリスセレクト、3枚目が他人のリスペクト曲セレクトから成るものであった。続けて井上陽水の「少年時代」を歌ったあとは、谷村サンオリジナル曲で進んだが、アリス時代の曲は1曲も(定番のチャンピオンすら)歌わなかった。それは、なんと、近々、アリス再々再復活の予定があるからとのことらしい。

う〜むさすが谷村サン、声量声質、まったく衰えていない。独特の立ち姿も昔のままだ。コンサートの中盤、スペシャルゲストが登場した。それはなんと山口百恵&三浦友和夫婦の息子、三浦祐太朗クンであった。これは意表で会場中がびっくりぽん(古い)だった。そしてなんと、百恵ちゃんに提供した「いい日旅立ち」を、谷村サンとデュエットしたのであった。三浦祐太朗クンの歌声はなかなかなもので、熱唱は谷村サンに決して負けていなかった。

終盤の盛り上がりはもちろん「昴」。我は行く心のままに、永遠の名曲である。

アンコール曲は自分としては初めて体験する曲、「サクラサク」。3年前にリリースされたので知らなかったが、常連ファンにはおなじみで、全員総立ちの大盛り上がりであった。すごいなあ。今の若者たちは、じいさんばあさんは何を楽しみに生きているのか理解できないだろうけど、団塊さんたちのミュージックシーンは今の楽曲とダイレクトに繋がる世代なので、動きは鈍いけど若者のノリと変わりはしないのだ。

いや〜久しぶりのコンサートは良かった。心が晴れ晴れとした。明日から頑張れそうな気がしてきた。

冒頭の劇場前の写真、偶然、迎えの黒塗り車に乗り込む竹中平蔵さんの姿が写っていた。竹中さんも筋金入りの谷村新司ファンである。

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コメント

男女の恋愛の歌詞が多かった日本のミュージックシーンで歌詞の最初から最後まで盛りを過ぎたボクサーの試合という「チャンピオン」や文語文歌詞の漢詩読み下し文みたいな「昴」は異色過ぎて衝撃的でした。

投稿: ブルー | 2017年4月26日 (水) 12時58分

>>ブルーさま
コメントをありがとうございます。
油の濃いラーメンは好きですが、チンペイさんのギトギトなメジャー曲よりもアルバム派です。

投稿: | 2017年4月26日 (水) 16時28分

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