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2017新年早々我が赤塚郷が騒々しい。

20170107News20170105

 年末から続く穏やかな天気も今日で最後らしい。


そんな穏やかな天気に似合わず、ネットやマスコミ上では我が赤塚郷のことがニュースになっているようだ。

新年と言えば初詣。赤塚郷で有名な初詣の神社と言えば、菅原神社か氷川神社か諏訪神社。お寺ならば乗蓮寺。

このなかで、ダントツの集客を誇るのは東京大仏の鎮座する乗蓮寺だろう。統計を見たことはないけれど、おそらく板橋区内でも一番人出が多い寺社と思われる。正月の三が日は参拝客で溢れるため周辺道路が封鎖されるほどだ。

いつもの閑散とした雰囲気しか知らない赤塚郷の住民からしたら、大勢の人が押し寄せる異様な状態となるので、私なんかはこの期間、近寄らないようにしている。自分の住まいから近いところなのに、寒いなか1時間以上も並ぶなんてとんでもないことだ。

それが。

近寄らないようにしていたので気か付かなかったが、その乗蓮寺で起こったある出来事が、ネットの記事から火がついて、あれよという間にテレビニュースに取り上げられる大事件にまでなっていた。そのタイトルが、〜初詣「ベビーカー自粛」要請で大騒ぎ 「差別」批判へ寺側の意外な言い分〜というものだ。

要約すると、初詣に乗蓮寺へやってきた外国人が、入り口の階段横に掲げられた<ベビーカーご利用自粛のお願い>の看板を見て、ツイッター上に「「何の落ち度もない単に小さい子供を連れたママさんが初詣に来て、これを見て嫌な気持ちになると想像できないだろうか。なら松葉杖の人も、車椅子の人も足の悪い高齢者も、視覚障害者も全部遠慮しろと?」とつぶやいたことが始まりだった。

それは瞬く間に拡散し、賛否両論の大論争に発展して有名人や議員まで巻き込んでの大騒ぎ。あの乙武氏が「車椅子も同じように思われているのだろう」とつぶやけば、ある東京都議会議員は「少子化の最大の原因は、わが国が『子どもを産めば産むほど不自由になる社会』であることだと考えています」なんてな調子で便乗する。

ようするに”弱者いじめ”、に敏感に反応する方々がいっせいに蜂起した感がある。

だがしかしである。

この件に関し、乗蓮寺側に直接取材し、看板を設置した経過を紹介したメディアがあるので引用させていただくと、

「寺の住職によれば、2年前まではベビーカー、車椅子での参拝を優先させていて、専用通路を作り、係員を配置し安全に努めるという布陣を取っていた。ところが思わぬトラブルが起こる。ベビーカー1台にファミリーが5人、10人と付いてきて専用通路を通り参拝し始めたのだ。混んでいる時にはお参りするまで1時間待たなければならないため、それを見た参拝客が腹を立て「なんだあいつらは!!」と寺の担当者と小競り合いになった。

また、ベビーカーがあれば優遇される寺ということが知れ渡り、小学5年生くらいの子供をベビーカーに乗せて現れる親が相次ぐことになった。親は優先通路に入るとベビーカーをたたみ、降りた子供は敷地内を駆け回った。そこで寺は優先通路を通れるのは押している1人だけ、という制限を設けた。ところが、ファミリーは2手に分かれて参拝することになり、先に参拝を終えたベビーカー組の中には境内近くで合流のため待機する、ということが起こった。

そしてとうとう一昨年(2015年)、お年寄りがベビーカーに躓き、ベビーカーに抱き着く形で倒れてしまった。幸い軽傷で済んだのだがけが人を出したことには変わりがなく、「警察からの要請」もあり、昨年から「ベビーカーご利用自粛」の看板を出すことになった。」

との理由だったのだ。

あくまでも事故を回避させるために設けた看板であり、この理由を知って寺を責めるのは酷だろう。


個人的な感想だけれど、一概に寺社の僧侶や宮司は厳しい方が多いと感じている。これは、神仏に仕え、ある時はその代理として人と接する場合があるからで、中には日頃から近寄りがたい雰囲気の方もおられる。

件の乗蓮寺のご住職も結構厳しい感じを受ける方である。

だがしかしである。

あれは1998年の大晦日の夕方、小型ながら高機能なソニーVX1000というビデオカメラを買った板橋区民は、20世紀最後の年の板橋区の一年間の風景を残そうと、1999年年初めのシーンを乗蓮寺の大晦日から始めようと撮影の許可をもらいに行った。すると玄関にご住職の若林氏が現れ「こんな押し詰まった時になんの用だ!」と一括。

そりゃそうだ。大晦日の夕方に、しかも檀家ですらないのにへらへらと訪ねる自分の方が非常識だろう。

しかめっ面(すみません。)で文句をいわれつつ趣旨を説明したけれど、マスコミでもない素人のずうずうしい申し出、断られてもしかたがない。しかし、暫くして怒りを収めてもらったのか、最後には許可をいただいた。

さて夜11時。機材を持って再度訪ねるとご住職が、「これを着なさい」と乗蓮寺の名前が入った法被を貸して下さった。
こうして、晴れてオフィシャルな気分で特設の賽銭箱の後ろにカメラを据えて1999年新年の時を待った。当時はまだ暴走族の最後の時代だったらしく、そんな輩が列の先頭に陣取っていた。

参拝客の間から自然とカウントダウンが始まり、ついに新年。しまった。十分に距離を取ったつもりだが参拝客の投げるおさい銭が雨あられと降り注ぐ。そんなこんなで檀家しか撞くことができない鐘楼にまで上げていただき、撮影を終えたのは深夜2時を過ぎた頃だった。

ご住職にお礼と非礼を詫びて帰ろうとすると若林氏が一言、「お腹空いてるだろ?飯でも食べて行きなさい。」とご住職自ら牛丼をつくって振る舞ってくださったのだ。


参道入り口階段下に掲げられた看板には「ベビーカーご利用自粛のお願い」とキャッチされ、年末年始は境内混雑のためご入門をお断りする場合がございますとあり、別に高圧的な書き方ではないと思うけれど、お手軽にネット発信できる時代となり、深く読むこともせずに瞬間的に反応して大事に発展するという、面倒くさい時代になったものだと思う。


‥と、この記事をUPした後、寺への批判をブログに書いて騒動に加わった都議会議員(30代、お隣北区選出のO議員)が寺へ電話を入れ、ご住職とは直接話せていないが謝罪の意を伝えたというニュース続報があった。

O議員は、「住職さまは諸事中によりまだ直接お話ができておらず、折り返しのご連絡待ちという状態ですが、近々しっかりと直接訪問もして重ねての謝罪と、私のブログの意図を説明しに参りたいと考えています」と報告したそうだが、乗蓮寺側は、「寺院の看板はテレビのワイドショーでも取り上げられて、寺には罵詈雑言や無言の電話が昼夜を問わずにかかってくるようになりました。負担が大きいです。」その上で、「寺に事実確認をせずにしたO氏の主張がこれだけ広まりました。都議としてのご自身の発言がいかに大きな影響力を持つかを認識していただきたく思っています。ブログ内容はどういう意図だったのか、直接O氏本人とお話をしたいです。」と考えているらしい。

先月、所用にて赤塚郷の某幼稚園の餅つきへ行ったが、そこで、場に似合わないスーツ姿の中年とは言えないまだ青年ぽさを残す男性がフーフー言いながら餅をついていた。後に父兄を前に挨拶をしたが、男性は板橋区選出の都議会議員で、その日も別の場所でも餅つきをしてきたと言う。

昨年春過ぎから、なんとなく都議会議員と出くわす場が多くなった気がするが、おそらくは今年7月の都議会議員選挙を想定し、なんとか目立つように活動を始めているのだろう。特に定数が1人減らされる北区などは激戦となるんだろうなあ。

乗蓮寺さんも腹立たしいことだろうけれど、騒ぎに便乗されて利用されないようにと思うのである。

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コメント

貴兄のご意見に大賛同します。

投稿: ファー | 2017年1月 8日 (日) 13時26分

東京大仏をみにときどき子ども連れていきます。ベビーカーに娘を載せていったこともあります。
“乗蓮寺さんも腹立たしいことだろうけれど、騒ぎに便乗されて利用されないようにと思うのである。”に同意です。

投稿: しがき伸也 | 2017年1月10日 (火) 01時16分

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