2016年も年末だし、今年収集したお宝ベスト3でも選ぶか。
新年まであと一週間を切りました。皆さん、走ってますか?
以前から気になっていた映画「この世界の片隅に」がイオンシネマ板橋でかかっていたので鑑賞してきた。
この作品は11月の公開当初、全国63館の単館上映でスタートしたが評判が口コミで広がり、とうとう東武練馬でも観られるようになった。5番スクリーンという小さい小屋だったが、ほぼ満席だった。
この世界の〜はコミック原作のアニメ映画で、内容を短く説明すると「戦時中、広島市から呉に嫁いだ主人公の終戦直後までの日常」を描いたもので、似たようなテーマの作品は、テレビや映画など過去たくさん公開されてきた。
しかしである。絵面はほのぼの系にもかかわらず、実写やアニメなど、自分が今まで見てきた作品の中でもトップクラスにリアルに当時の様子を描いて(実際の戦時中を知らないが)いると思った。特に空襲シーンが秀逸(このような言い方はおかしいが)で、高射砲の破片がバラバラ落ちてきたりエゲツないアメ公の時限爆弾とか描写が細かい。終戦の日の町中に隣国の旗(連合国側じゃない)がさっそく掲げられたりなどなかなか攻めている。
映画は正月期間中上映しているようなので、興味のある方にオススメ致します。
さて本題といきましょう。
ありがたいことに、2016年は近年になくお宝が手に入った年であった。中でもNo.-1に輝くのはこの逸品。
板橋競馬場開催初日勝馬投票券-明治41年(1908)
もうね、手に入った時の感激は今も忘れない。存在を知った時から20有余年、手元にやってくることを願い続けてきた。
実はこの画像、ちょっと手を加えてあることを告白する。現物の券面には、前の持ち主があろうことか赤ボールペンで”間違った開催年”の書き込みをしているのだ。消そうと思っても砂消しや液体の消去剤を使用すると印刷してある地紋まで消してしまう恐れがあるので、せめて画像上で修復を施している。板橋競馬場の馬券は、横浜の「馬の博物館」に3点所蔵されているのが確認されているがいずれも初日以降のものだ。
それではNo.-2。
北豊島郡練馬村向山に昭和2年(1927)正式開業した直後、昭和4年(1929)に撮影された豊島園の動画映像
この動画は大正時代から昭和初期に個人でも入手できた動画撮影機・フランス製のパテベビーで撮影されたフィルムで、オークションで競り合いの末に手に入れた。このとき同時に、関東大震災を撮影したフィルムなど様々なものも出品されていたが、中の一つ、アメリカの無声映画が、無声映画時代の有名女優の幻の未発見フィルムだったことがわかり、ニュースになっていた。
そしてNo.-3。
東武鉄道B型補充券・池袋駅発行大山駅行き-昭和22年(1947)
収集を始めた当初から東上線の切符を集めていたが、戦時中や終戦直後の切符は入手が困難で、特に青地紋の切符は使用期間が短く希少品だ。
先月、オークションにフライング東上号の座席指定券というマニア延髄の逸品が出品され、6万円以上の値段で落札された。あまりにも高額の競り合いで指をくわえて眺めるだけでしたが、板橋区内の駅じゃないしべつにいいさ、と強がって見送った。それにしても残念。。
2017年も、素晴らしいお宝が板橋区民の元にやって来ますように。。
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