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さてさて、あまりに暑いので兎月園のパンフでも見て涼むとするか。

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連日、まいっちゃいますね。板橋区民は、暑さにからきし弱い。
埼玉県境のニトリで買った遮熱カーテンを引き、クーラーをガンガンにつけてもやる気がでない‥


このほど、漸く、ようやく、念願の兎月園のパンフを手にする時がきた。8年ほど前にも入手するチャンスはあったが、残念ながら後ろ髪を掴むことができなかったのだ。

今回のパンフは、前に見たものとは違う種類のものだが、情報量も多くいろいろなことが読み取れる。まず案内文を下に書き起こしてみよう。


兎月園案内

(沿革) 本園は月出づる山とてはなく草より出でゝ草に入る廣茅限りなき武蔵野の中央に極めて幽雅に富む形勝の地貳萬余坪にして遠く冨士の秀嶺筑波秩父の連峰を一望裡に蒐め四季共に得も云はれぬ仙境であります
(位置) 池袋驛より東上線にて三ツ目成増驛に御降車僅に二丁めの處に在ります(池袋より自動車の便在り)
(設備) 「ウラニウーム」含有の鉱泉を引用したる大浴場一日の舟遊び楽まるる大池大弓場花壇音楽堂殊に亭々たる老松古杉を背景としたる高燐の地壱萬餘坪に亘る大グラウンド相撲土俵其外各種の運動具設置又売店が御不自由なき様種々開店てあります
(料金) 入園料御壱名五拾銭であります 学校御遠足団体御申込には特に御相談致します
(附近の名勝) 三百年の昔家康公歸依の帝釈天の御神体を戴する古刹妙安寺、成増農園、白子不動の滝、山八公園、吹上観音、天海僧正の舊跡等数多の名所あり

都会の皆様!一日の御清遊に是非兎月園の楽境を御利用願ひます  東上線成増驛 兎月園主 敬白


(沿革)の冒頭は、歌枕の一節を流用している。
>武蔵野は 月の入るべき 山もなし 草よりいでて 草にこそ入れ『万葉集』

敷地面積はグラウンド部を含めて2万坪余り、池袋駅から3駅の成増駅とあるので、このパンフレットは昭和5年以前に作られたものだ。(下赤塚駅開業;昭和5年12月29日)池袋駅からは自動車で送迎もしてくれるようだ。

兎月園の売り物の一つに、滝を眺めながらの温泉露天風呂がある。この温泉についてはずっと気になっていた。単に地下水を沸かした湯のことを温泉と言っていたのかなぁ?とか、本格的にボーリングして掘り当てたのか?それとも何処かから運んでくるのか‥なんていろいろ想像していた。

パンフには「ウラニウーム」含有の鉱泉を引用したと書かれており、泉質はウラン鉱泉やラジウム鉱泉であったようだ。残念だが天然なのか鉱石を使用した温泉なのかまではわからないですね。この時代、イギリスなんかでもウラン鉱泉が流行っていたようです。鉱泉は秩父にもあるけど、ここら辺では出ないと思われます。近所の和光市の極楽湯は黒湯ですし。

入園料の部分には線が引かれており、料金の部分が消されている。開園当初は取っていたけど後から取らなくなったんでしょうかね?グラウンドでは様々な興行がおこなわれたようで、その度に木戸銭を徴収していたから入園料自体は徴収しなくなったのかもしれません。

兎月園は、西方向にある妙安寺の寺領を借りているので、(附近の名勝) の筆頭で宣伝されてますが、徳川家康”所縁”というわけではなく”歸依”している帝釈天とは、ちょっと苦しい言い方かもしれません。。成増農園は兎月園の前身として作られた農園です。白子不動の滝は今でも有名ですね。この間もテレビでお笑いタレントが滝行しているのをやってました。白子の吹上観音も当時はメジャーな場所で、特に結婚前の男女には”出会いスポット”として有名でした。
天海僧正の舊跡(きゅうせき)とは何を指すのでしょうか、わかりません。


さて、「山八公園」ですが、これはなんでしょうか初めて聞きました。とりあえずググってみると、土支田地域に山八マンションというのが散見されるので、かつて土支田に存在した公園なんでしょうかね?板橋区に現存する最古の公園・板谷公園が開園したのが昭和12年なので、それよりだいぶ古いです。もしかすると、現在の練馬区域で一番古い公園だったのかもしれないですね。

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