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補助第26号線、本気出す。〜大山ハッピーロードは商業ビル化の夢をみるか〜

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 いやいや、弥生3月に入ってしまいました。確定申告とかね、いろいろ気ぜわしいんっすよ、この時期は。(毎年こうなることはわかってるのに‥)


先週2月24日、東京都から報道機関へ向け大本営発表が行なわれた。それは、「特定整備路線 補助第26号線(大山中央)の事業に着手します」という告知だった。

内容はこうだ。

本日(2月24日)、以下の路線について、国土交通省から都市計画事業の認可を取得し、事業に着手いたしますのでお知らせします。補助第26号線・板橋区大山町地内、延長375メートル 計画幅員20~23メートル 事業期間平成26年度~平成32年度、事業費178.3億円。

補助第26号線は、品川区東大井一丁目から板橋区氷川町に至る延長約22.4キロメートルの都市計画道路です。このうち、板橋区大山町地内における延長375メートルの区間について事業に着手します。
 本区間は、「木密地域不燃化10年プロジェクト」の「特定整備路線」であり、この道路を整備することにより、木造住宅密集地域の整備地域である「大谷口周辺地域」の防災性の向上が図られます。

長い年月がかかったが、とうとう板橋区役所前から始まる補助第26号線の区内最後の区間工事が着手されることになった。もちろん本気の買収はこれからなので、期間内に実際に道路が完成するのかはわからない。おそらく、買収された建物はすぐに空き地となり、残った家々はぽつりと孤立し立ち退かざるを得ない心境に追い込まれて行く‥かつての環八の小豆沢あたりや大山西町商店街で見られた光景と同じ事になるのだろう。

補助第26号線が計画されたのは今から40年以上前になる。手元に、昭和48年(1973年)に自費出版された「わたしたちの大山町会史」があり、計画された当時の状況が載っているので引用する。

『「補助第二十六号線が大山地区縦断・絶対反対運動もりあがる」 昭和四十七年八月も終わりに近いある日、突然大山商店街を縦断の補助第二十六号線が十一月測量、昭和五十一年には今の養育院前より川越街道迄完成するとのニュースが入るや、商店街はもちろん地域住民はがく然とし急きょ大山町会、美観街、大山本町会、大山銀座振興組合四団体で絶対反対期成同盟を作り断固反対するのろしを上げた。再々にわたり都及び区に請願陳情書を作り反対運動を展開し、さらに直接被害をこうむる方々の同意をえて今日反対運動を続けている。署名運動も町内会はもちろんお買物の方々の賛同を得て現在一万数千名のご同意をえて今日反対運動を続けている。この道路が実現した場合には、町会員約九十戸が対象となり、近隣の幼稚園、中学校、小学校の登下校は危険にさらされ、子供、老人はその渦中にまきこまれ、排ガスによる公害は大山地域住民を蝕むことは必至である。その上便利であった買物道路は、全面的に破壊され、商店街は二分され、地域住民の方々に大きな不便をかけることは必至である。今回の補助第二十六号線縦断と、大山駅地下ホーム建設は問題がからみあって、なかなか複雑であるが、反対同盟としては長期にわたり、断固反対の運動を展開する決意である。』

以来40数年間、延々と運動は続けられてきたわけだが、阪神淡路大震災や東日本大震災が後を押したのか、ハッピーロードで頑張ってきた個人商店の力が弱くなって来たのか、現在のこのタイミングで大本営発表が行なわれたということだ。
立ち退き予定の店舗や民家に対しては、川越街道近くのコモディ・イイダを中心とした地域を多目的広場(ピッコロ・スクエア)として商業施設や集合住宅が一体となった高層ビルが建てられ、希望者を受け入れる予定だ。またピッコロ・スクエアから駅方向の地域はクロスポイント地区とし、防災性をもたせるためこちらにも空間を生かした高層ビルが建つのだろう。


さて、実際に計画は動き出すわけだが、かつての成増北口地区のように粛々と事業が進むのか、それとも反対派がこのまま頑張り続けるのか‥。地図上では確かに防災面を考えればしかたないかなあと思うけれど、ハッピーロード商店街はその三分のニを失うわけで、板橋区の”顔”としてのブランドは低下するだろうし、ピッコロ・スクエアに有力な大店が出来れば反対側の遊座商店街も穏やかではないだろう。

しかし、立ち退きを余儀なくされる個人商店も、新しく作られる場所にスムーズに移転出来るかはわからない。かつて板橋サティ(現・イオン)が出来る時、地元商店街の店を優遇して受け入れるとしていたが、テナント料や保証金が<優遇されているにもかかわらず>あまりにも高額で結局はどこも移転できず、商店街の多くの個人店は資本力のあるチェーン店へ変わってしまったということがあった。移転しても”タダで出店出来る”ことはないし、資本力や収益性の少ない店ではむずかしいだろうなあと思う。

これに加え、大山駅を”ずらせ”という意見(急カーブ箇所にホームがあるため昔から危険が指摘されていた)も大きくなっているようだけど、これは高架化問題ともからんでさらに困難だろう。地上のまま動かすなら補助第26号線の方向かなあ。26号線は、東上線と地上で交差するのかアンダーパスなのか計画書に描かれてないのでわからない。ここら辺りは地下に千川上水が流れていた水路なので、地上になるのかな。でもそうすると東上線が高架化した場合‥なんてまた頭が痛くなってきた。。


。。いっそのこと、日大板橋病院下板橋駅舎ビル移動計画とあわせ、北池袋駅あたりから中板橋駅手前までをとりあえず高架化しちゃえばいいじゃん、てなことでどうでしょう?そうなれば千切れた大山ハッピーロード部分と遊座商店街も合体できるし、ね。

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コメント

この工事。実は凄く期待しています。
東武線を境に分断されてしまっている板橋区が一つになり、
さらなる発展することを切に願っているます。

投稿: あんこもち | 2015年5月27日 (水) 12時43分

道路工事で東武東上線の高架工事が進むわけではない。東武鉄道は早くても20年先と見通しを表明しています。税金を投入するなら、東武鉄道の架橋工事の助成金として使う方が都民の理解は得られると思う。

投稿: | 2015年6月 7日 (日) 12時19分

中板橋駅廃止の件は、すいません。 
2008年が2018年だと見えてしまいました。大山駅立体化は、開かずの踏切がなくなるので期待しています。
西武さんと違って、東武さんは、遅いので今回の立体化事業に期待したいです。

投稿: 時田寿利 | 2019年8月25日 (日) 15時11分

>>時田寿利さま
「ときわ台駅と中板橋駅が廃止される(かもね)」へのコメントの件、了解いたしました。私の返信含め削除しておきます。

投稿: | 2019年8月25日 (日) 15時31分

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