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NARAへの道。Vol-4

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いよいよNARAでの調査編へ。文章の段落が変ですみません。写真をうまく配置したいのですが、レイアウトのやりかたがいまいちわからないのです。
 
 まず、正面玄関のガラス扉を入ると、空港のようなシステムでセキュリティチェックをうけます。荷物はX線検査台へ、人間は探知機を通ります。NARAへ調査に来る人たちは、大きな旅行ケースを引いてくる方がいるのですが、そのケースの中にはスキャナーなどの機材がぎっちり入ってます。玄関の横に車を横付けし、A3の用紙をスキャンできる大きなスキャナーを何台も降ろしている数人のグループがいましたが、公文書の複写を委託された業者と見受けられます。ゲートを通るとき、持ち込むカメラなど、機材の登録書の提示を求められます。(このことは後にふれます。)初めて訪れた時には、入館カードを作らなくてはならないので、初めてきた旨を伝え、検査コーナーを出た右手のインフォメーションセンターで、登録手続きを行います。まず、受付でResearch Cardの登録をしたいと申し出ます。すぐに、近くに並んだパソコンへ行くように指示され、パソコンで、NARAの利用システムについての理解をします。(わからない場合はどんどんページを飛ばせばよい。)最後に、名前や住所、研究目的などの必要情報を打ち込み、終了ボタンをクリックしたら、カウンターへ行き終わったことを告げます。そうすると、カウンターに設置してあるデジカメで顔写真を撮られ、約5分後にカードを受け取ることが出来ます。(一番左の写真・モデルは板橋区観光キャラのリンリンちゃん。)カードは一年間有効で、ワシントンの本館でも使用できます。登録料は無料。日本の公文書館は診察券みたいなペラペラの紙ですが、さすがアメリカ、プラスティック製の堂々としたカードです。
 
 次は、機材の登録を行います。それは、インフォメーションを出た所にある、また別の、中にガードマンのいるカウンターへ行きます。本当は写真で説明できれば見せやすいのですが、撮影しようとすると、館の外観であっても注意を受けるので、なかなか写真が撮れないのです。全面的に撮影禁止という警告は示されていませんが、やたらに撮影はできないようです。ただし、事前に了承を得た場合は撮れるようですが。(部屋の中の写真は許可を得てます。)カウンターで、持ち込む機材の名称やシリアルナンバーを、EQUIPMENT RECEPT と言うフォームに記入して貰います。入館の際には入館カードと共にこの紙をガードマンに見せます。私の場合は、複写用一眼デジ、メモ撮影用コンデジ、電子辞書、ノートパソコンでした。ここで先程の話に戻りますが、NARAでの調査は、基本的に文章資料の調査がメインとなります。公文書は、基本的に複写が許可されており、各フロアのコピー機で自分で行います。コピー料は一枚5セントだったか非常に安い金額です。大量にコピーする場合は、レンタル料を払えば(一日15ドルくらい?)コピー機をまるごと借りられます。移動式なので、自分の席の側に置けます。それと、自分でスキャナーを持ち込むケースが多いですね。時間はかかりますが、写真も文章も無料で取り込めるので、これが一番おおいのでしょう。コンセントも一ブースに四つついています。電圧は日本より若干高めですが、日本の電化製品は国際(アメリカ)規格で作られているものがほとんどなので、そのまま使えます。それと、参考資料などを持ち込むときは、その印刷物にハンコを押して貰います。これは、資料の持ち出しを防ぐための処置で、バラバラの紙は一枚一枚押すのが大変なので、まとめてホチキスで止められてしまいます。メモ用紙も部屋に用意された紙を使います。ここまで終わったら地下一階のロッカールームへ行き、不必要な荷物を預けます。持ち込めるのは登録した機材と貴重品のみで、筆記具などは持ち込めません。

 さて、いよいよ公文書館の調査ルームに向かいます。入り口は一階のフロアにあります。ここにもセキュリティーがいるので、Research Card を渡します。カードをパソコンでチェックし、持ち込む機材の確認を受けます。(EQUIPMENT RECEPT フォームと照らし合わせる)様々な人に広く開放しているので、逆にチェックは非常に厳しいのです。撮影が厳しいのも、どんな人間が入り込むかわからないからでしょう。そこを抜けると、やっと各フロアへ行くエレベーターがあります。横には売店があり、TシャツなどのNARAグッズが購入できます。建物の構成はだいたいこうなっています。五階ー写真類、四階ー動画フイルム・音源、三階ー空中写真など、二階ー公文書類。
今回の目的は写真の発見ですので、最初は五階へ向かいます。エレベーターを降り、ガラスで仕切られたルームに入ります。(写真・左から三番目)机は四人がけですが広々としています。机の中央にあるのがコンセントです。部屋には複写台も設置してありましす。(四番目)ただし、電球の光のオレンジ色がきついので、ポジ撮影には向いていません。モノクロか、デジカメで複写する方がいいです。それと、日本では見たこともありませんでしたが、コピー機ならぬ、スキャナーも設置してありました。(五番目)でも、料金は一回8ドルもします。臨時で使うにはいいですが、ちょっと高すぎですね。なるほど皆、旅行ケースで持ち込むわけです。スキャンデータはプリントでも、各種カードにデータ保存でもできます。

 さあ、いよいよ調査の開始です。どんな写真が発見できるか、ワクワクしますね。調査方法は、ルームにいるアーキュビストにアドバイスを求めます。別に英語が出来なくても、目的意識がハッキリしていれば大丈夫です。こうこうこういう写真を探していると身振り手振りで必死に伝えましょう。向こうもプロですし、似たような目的で訪れる日本の研究者も少なからずいるので、事情は察してくれます。一番良いのは、サンプルの写真を持っていき、こんな写真を探していると伝えることです。
まっ、しゃべらなくても、探す方法はあります。写真は、国会図書館などでおなじみの、図書カード方式でも分類されており、それらは様々なカテゴリーにわかれ、A~Zの頭文字で検索できるようになっています。(下一番左の写真)なあんだ簡単じゃん。と、思ったあなた。そりゃとんでもない話ですよ。びっちり英語で書かれた数十万枚のカードを確認して目的の写真を探し出す、それは正に砂漠に落としたコンタクトレンズを探すような作業・・ただでさえ、時差ボケで(日本とワシントンは13時間・完全に昼夜逆転)意識が朦朧となるのに・・この地獄の作業を地道に行った者だけが、成果という甘い果実を手に入れられるという訳なのです。

381_2352G01_2566_3567_3 さて、目的の写真の目星がついたら、REFERENCE SERVICE SLIP と言うフォームに必要事項を記入して、アーキュビストに渡します。写真は一枚ではなく、その写真が混じっている一連の何十枚、何百枚と入ったBOX単位で出てくる。貸し出し可能なBOX数は、個数ではなく、写真のワゴンに乗せられる量です。だから、BOXの大きさによってまちまちなんですよ。最初のうちは状況がわからないので、アーキュビストに相談するしかないですね。フォームの書き方がわからない場合は、最初はアーキュビストさんにサンプルを書いてもらおう。それを見ればどう記入するかは理解できる。
ここで注意を一つ。貸し出し請求が出来るのは、10時、11時、1時30分、2時30分だ。請求してからBOXが出てくるまで10~20分かかる。出てきたワゴンのBOX群から目的の写真を探し、複写し、キャプションを取り、返却し、また次に借り出すBOXを探す。この作業を効率よくこなすのはなかなか大変だ。2時30分の回のBOXに目的の写真が入っていなく、すぐに検索を終わってしまうと、そこでその日の調査は終了となってしまうのだ。(水曜日~金曜日は3時30分にも請求できる。)三番目の写真は、GHQが撮影した東京だけを纏めたアルバム。ページをめくるとこんな風になっている。(四番目の写真)どこかで見たような写真がたくさん入っていますね。この中に、占領された成増飛行場を飛び立つ米軍機の写真が入っていました。

ちょっと長くなったので、続きはNo-5にて。

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